多数決やじゃんけんに不満がある、または意見が割れて困っている小学生
何かを選ぶ際、多数決やじゃんけんを使うことが多いが僅かな差や完全な運で一つに決まってしまい、もやもやすることが多い。
そこで新たな選び方として、ミニゲームの結果から選択することを提案する。これにより、自力で結果をつかみ取れる可能性を生み、負けたとしても楽しく納得して物事を選べる。
この度は表現賞という名誉ある賞をいただき誠にありがとうございます。コンセプトや表現方法などこだわった点を評価いただき大変嬉しく思います。自分たちの経験を振り返りながら、今の小学生の身近な悩みに触れ、解決策を考えるということはとても貴重な経験になりました。本当にありがとうございます。
審査員の評価
「多数決は完璧な手段ではない」という強いコンセプトと独自の問いを現実的なソリューションに落とし込んでいる点が非常に面白い。“新しい決め方”という概念がユニークで、UX(ユーザー体験)設計を作り込むセンスも卓越しており、すごいアプリだと感じた。身近な生活をメタ的に捉え直しており、“負けに行く”という新しい行動が生まれることも面白い。1次審査後のプレゼンやアプリデザインのブラッシュアップが目覚ましく、世界観のまとまりや楽しい雰囲気なども担保されていた。可愛い仕上がりなのに、社会のシステムや民主主義の仕組みを根底からひっくり返すような可能性があるすごい発明だ。世間の常識やルールへの反逆精神・パンク精神のようなものも素敵だと思った。