探し物をよくしている子どもたち。物をよく紛失してしまう子どもたち。
「さがしものウォッチ」は探し物に悩まされる時間を無くすことで皆の心の健康の向上を図るプロダクトです。「さがしものウォッチ」をつけた状態で手に持っているものを置くと場所を記録してくれるので「あれはどこに置いたっけ?」となったときに尋ねればどこに置いたのかすぐに教えてくれます。
この度は、米100DC2022で名誉ある賞を頂戴し、大変光栄に思います。小学生が喜んでもらえるようなデジタルプロダクトを考え、小学生に投票してもらうのはとても新鮮で楽しかったです。この大会に応募するにあたって、小学生の頃の自分がワクワクするような魅力的なものとは何だろう、と思いながら制作を進めてきました。今回の経験を生かしてこれからも人のためになるものづくりをしていきたいと思います。
審査員の評価
「ものを失くす」という経験は誰にでもあり、ターゲットが非常に多いという点で良いと思った。家族で共有できたりなど「共用物」の行方も可視化でき、毎日の生活をさらに便利にしてくれると期待感がある。このように私たちの「日常のシーン」に使え、さらには建設現場などの「特定のシーン」においても活用できそうだ。ビジネス的にもサービスとして光るものがあり、大きな拡張性を秘めているアイデアだ。また、医療面においては、世界中で記憶障害に苦しまれている患者さんにとって、画期的なツールになりうると感じた。このアイデアが進化し、実現し、より多くの人が恩恵を受けることにつながるように、今後も挑戦し続けてほしい。大いに期待している。