こめよう、未来を 米百俵デジタルコンテスト2022

NEWS

おしらせ

  • 2022年11月1日

    募集を締め切りました。応募総数:131作品
    今年度も全国からたくさんのご応募をいただきありがとうございます。1次審査の結果を11月中に応募者のみなさまにメールで送信いたします。しばらくお待ちください。

  • 2022年9月1日

    エントリー・作品募集を開始しました

  • 2022年9月1日

    2022年度の募集概要を公開しました

ABOUT

コンテストについて

「米百俵デジタルコンテスト」(米100DC)は、人材育成と未来への投資を惜しまない「米百俵の精神」が息づくまち、新潟県・長岡で、2021年秋にはじめて開催されるものです。

募集するのは、テクノロジーを使った、アプリ、ゲーム、デジタル製品の「アイデア」。課題を創造的に解決する優秀な作品は、アイデアを形にするための助言、また支援を受けることができます。

新型コロナウイルス感染症を想定した新しい生活様式の中で、誰もが暮らしの変化を経験しています。世界が大きく変わろうとするいま、米100DCは、ユニークな発想を持つ若者がチャレンジできる環境、先端技術を取り入れた学びの場を提供することで、若い才能を発掘し、支援していきます。

RESULT

結果発表

1次審査で14作品を選出し、長岡市の小学生による投票でグランプリを、審査員による評価で特別賞を決定しました。賞や審査について詳しくはこちら

全体講評

審査員:市原 えつこ

メディアアーティスト

審査員は恨みを買う仕事でもあるのであまり引き受けたくないのだが、今回は参加して楽しいなと感じた。一方的に審査するというより、1次審査を通過された人にメンタリングに近い形でコメントでき、一緒に伴走するような立場で審査に携われたからだ。
グランプリを小学生が選ぶことは、このコンテストの最大の特徴。クリエイティブ、アート、テクノロジー業界にいると、ついバイアスがかかってしまう部分があるので、実際のターゲットユーザーである未来を作る世代の率直な票がダイレクトに反映される方法は非常に面白い。忖度もないし、ある意味で最も公平かもしれない。ただ、男女で趣味嗜好は違うはずなので、男女兼用でない作品がグランプリを受賞することは難しい面もありそうだ。
今回、グランプリ受賞作品以外でも、「もじらぼ」は1次審査後のブラッシュアップが素晴らしくて感動した。表現賞の枠がもっとあれば選びたかったほどなので、自信を持ってほしい。「まもるのどん」は、プロダクトデザインの完成度が非常に高く、そのまま製品展開されれば面白いと思っている。「フレーズFRIEND×CASE」も製品展開パターンの豊富さが素晴らしかった。
市原 えつこ

審査員:高瀬 章充

Socialups株式会社 代表取締役社長

小学生が審査の際に作品にコメントするなど、すごくフラットかつ先進的で、他になかなか無いコンテストだ。しかも3年も続けられており、すごいなという印象を持っている。このコンテストの枠組み自体が、いろいろな人にいろいろなことを考えてもらう契機になるはずなので、他のコンテストに比べて“深い”意味が込められているように思う。作者のバックグラウンドや想いにも興味があるので、どんな人でどんな考えを持たれているのかなど、もう少し直接やり取りできるとさらに良いかもしれない。
小学生審査では、記録した読書量を使ってゲームを楽しむアプリで、男女の評価が大きく割れた。男子のほうが本を読まないのかもしれない。その点、グランプリを受賞した「はなまる屋」は、男女共に人気が高かった。プロダクトを身近に感じたからだろう。
高瀬 章充

審査員:改田 哲也

風の企画事務所 代表
長岡技術科学大学 アイデア開発道場 道場長

今回の応募総数は131作品だったが、それだけの人がアイデアを考えるために“魂のエネルギー”を使ったと言える。一方、企業の商品企画は“千三つ”(千に三つ)で、100個考えても1つも製品にならないような世界だ。そういうことも感じられる機会になったかもしれない。
アイデアそのものだけではなく、そのアイデアを見た人が他のことをいろいろと考え、空想が広がっていく“想像性のバトンゲーム”のようなことが起きる。そんな“想像の物語”が人づてにどんどん広がるのは、すごく面白い。コンテストだけで終わらせるのではなく、たとえば道を歩く人にふっと作品が伝わるような仕掛けなど、アイデアがシェアされ、語り継がれ、想像がどんどん膨らんでいくようになれば良いと思った。これからもコンテストを持続的に発展させていってほしい。
改田 哲也

特別審査員:長岡公務員・情報ビジネス専門学校

大人では発想が及ばないアイデアがたくさんあった。予算やメリット・デメリットなどはいったん考えず、ジャストアイデアで自由に表現・構想することが重要だと、こちらも勉強になった。未来につなぐ有意義なアイデアをどんどん広げていってほしい。そして、このコンテストは、見た人・感じた人に「考える連鎖」が起こり、それが広がっていくのを感じられ、審査を通じて、学び・驚き・面白さがあった。全体的には作者の個性やこだわりといったものを強く感じられるユニークな作品が多かった。残念ながら受賞に至らなかった作品の中にも、ITを活用したクリエイティブで素晴らしいアイデアが数多く見受けられた。これからも、未来の発明家として、自由で豊かな発想を追求していってほしい。
長岡公務員・情報ビジネス専門学校

特別審査員:磯田達伸

長岡市長

今回で3年目のコンテストとなり、全国各地から多数の応募があって大変うれしい。子どもたちの思いや願望を考え抜いてアイデアにし、ブラッシュアップして形にしてくれた。プロトタイプを目の当たりにした長岡の子どもたちは、本当に喜んでいるのではないか。最先端のデジタル技術を使いながら、子どもたちが実際に欲しかったりあったら良いなと思うようなものを具体的な形にしてくれたみなさんの“力”に本当にびっくりした。興味のあることなどを形にすることは、一番大事。失敗を恐れず、ぜひチャレンジを続けてほしい。長岡市はみなさんがチャレンジできる環境をこれからもつくっていく。このコンテストをきっかけに長岡に興味を持ってもらい、長岡で何かやってみようという人が増えていくことを願っている。みなさんの今後の活躍を応援している。
磯田達伸

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